生け花におけるテクニック

生け花に役立つテクニックの一つに、「留め」と呼ばれるものがあります。初心者が克服するのに苦労するのが、花材を瓶に引っ掛ける作業です。慣れていなければ根元から滑ってしまい、花材を固定することが難しいのです。もちろん滑りにくい器を選ぶことも大切なのですが、どうしても叶わない場合は「留め」に頼る他ありません。具体的には、枝や茎を折り曲げることで留めることが出来ます。「おり留め」と呼ばれる技法が典型例です。また、串を使って瓶に突きさす方法もあります。いずれの方法も、初心者であっても習得できるものですから、是非挑戦してみて下さい。

生け花の歴史を繙くと、室町時代に成立したことが分かります。社会の変化に合わせて様々な技法が生み出されてきた生け花は、多くの人に愛されてきました。皆さんは江戸時代に描かれた「立花図屏風」と呼ばれる作品をご存知でしょうか。この屏風にはたくさんの生け花が描かれており、室町時代には既に床の間が美しく飾られていたことが見て取れます。生け花は源流をたどれば、飛鳥時代にまで行きつくとされています。大昔であっても今のように四季がはっきりしていたのは当然で、日本人は当時から花に対して特別な思いを寄せていたのです。

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